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環境ニュース[国内]

大成建設、グリーンイノベーション基金を活用して炭酸塩化技術でセメント原料となる人工石灰石を製造

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.12.05 【情報源】企業/2022.11.16 発表

 大成建設株式会社は、住友大阪セメント株式会社の人工石灰石を原料とした、カーボンリサイクルセメントを用いて製造したコンクリート製品を、9月30日より国土交通省の直轄工事「成瀬ダム原石山採取工事(第1期)」に試行適用し、10月31日に設置完了した。

 同社は、住友大阪セメント株式会社他6機関と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に採択されたグリーンイノベーション基金事業「多様なカルシウム源を用いた炭酸塩化技術の確立」に取り組んでいる。同事業は、「カルシウムを含む廃棄物とセメント工場の排ガス中のCO2から人工石灰石を製造する炭酸塩化技術」と、「製造した人工石灰石をコンクリートに利用するための炭酸塩利用技術」の開発を目的としている。

 今般、本事業で開発した炭酸塩化技術により製造した人工石灰石を原料とした、セメント製造段階の「CO2排出原単位」そのものを削減するカーボンリサイクルセメントを用いて、コンクリート製品であるU字溝を製造し、国土交通省の直轄工事現場において試行適用した。今回、製造したU字溝には、カルシウム源として廃石こうボードを用いた人工石灰石を利用しており、従来のコンクリート製品と同等の強度や耐久性を有することなどを確認する。
【大成建設株式会社】

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