一般財団法人環境イノベーション情報機構
講師派遣やメールでの質問受付も 文科省、もんじゅ判決受け対応策を決定
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.03.17 【情報源】文部科学省/2003.03.14 発表
文部科学省内に設置された「もんじゅプロジェクトチーム」は平成15年3月14日、高速増殖原型炉「もんじゅ」について国民への情報提供体制を充実・強化していくことを決めた。「もんじゅプロジェクトチーム」は「もんじゅの設置許可は無効」とした、15年1月27日の名古屋高裁金沢支部の判決を受けて設置された組織。
今回示された情報提供のための取り組みは、高裁の判決を踏まえ、国民への説明責任を果たすことに重点を置いて実施されるもの。具体的には(1)「もんじゅ」について5人以上が参加する勉強会に全国に無料で講師を派遣する事業、(2)「もんじゅ」専用の電子メールアドレスによる質問受付、(3)「もんじゅ」について分かりやすい情報提供を行うホームページコンテンツの充実、(4)リーフレットなどの郵送サービス−−などを15年4月から開始するとした。
このうち講師派遣は平日、土曜、日曜・祝祭日を問わず、時間帯も昼夜いつでも引き受ける方針。
なおこれらの情報提供の取り組みとともに、サイクル機構による地元・福井での出前対話などの草の根の情報提供活動も引き続き展開していく予定。【文部科学省】