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環境ニュース[国内]

川崎重工、太平洋セメント株式会社向けにセメント廃熱発電設備を納入

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2022.11.22 【情報源】企業/2022.10.31 発表

 川崎重工は、太平洋セメント株式会社埼玉工場にセメント廃熱発電設備を納入した。

 今回納入した設備は、セメント製造の焼成工程で発生する未利用の廃熱エネルギーを用いて効率的に発電を行い、工場の省エネルギー化を図るもので、同社グループ製の廃熱回収ボイラと蒸気タービン発電設備などで構成される。廃熱回収ボイラには同社最新鋭のVEGA(R)ボイラが国内で初めて採用され、同社は設備全体の設計、機器の供給、据付工事、試運転などを完遂した。本設備の発電出力は約8MW(定格7,850kW)で、廃熱エネルギーを利用して発電した電力を工場内へ供給することで、購入電力量の低減と年間約23,000トンの二酸化炭素(CO2)排出量の削減を実現する。

 世界的に地球温暖化防止対策が急がれる中で、セメント廃熱発電設備をはじめとする省エネルギー・CO2削減製品に対する需要は、先進国・発展途上国の垣根なく増加すると予想されている。同社グループは1980年に日本国内向けに初めてセメント廃熱発電設備を納入して以来、世界のリーディングカンパニーとして、ドイツ、韓国をはじめ、世界14ヶ国のセメント工場向けに計270基の納入実績を有している。今後も引き続き、省エネルギー・CO2削減を実現する製品の開発・販売を積極的に展開し、持続可能な社会の実現に貢献していく、としている。
【川崎重工業株式会社】

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