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環境ニュース[国内]

大成建設、軽量・高性能な布製ダクトによるクリーンルームシステム開発で安全性向上、コスト低減、省エネを実現

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2022.11.16 【情報源】企業/2022.10.24 発表

 大成建設株式会社は半導体や電子部品、精密機器などの工場のクリーンルームに導入されているパネル型塵埃除去フィルタ(HEPAフィルタ相当)の代替方式として、多孔質膜の布製ダクト(メンブレンダクト)を用いたクリーンルームシステム「T-Flexible Cleanroom Membrane」(Membrane:メンブレン=膜) を開発した。同システムの適用により、安全でローコスト・省エネルギーなクリーンルームの構築が可能となる。

 同社は、従来から空調設備などに使用され除塵と吹出し口を兼ね備えたメンブレンダクトに着目し、除塵性能が高く圧力損失の少ない高性能ろ材の使用に加え、クリーンルームに適用可能な製作上の工夫を施すことにより、HEPAフィルタ相当の性能を有する軽量で高性能なメンブレンダクトを用いたクリーンルームシステム「T-Flexible Cleanroom Membrane」を開発した。

 低圧力損失による省エネ化を実現。従来のパネル型HEPAフィルタに比べダクト本体の圧力損失が50%以下に抑制されるため、送風ファンの動力を低減することが可能となり、クリーンルーム稼働時の省エネ化を図ることができる。
【大成建設株式会社】

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