一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

商船三井、デジタル技術活用を通じ船舶のCO2削減を目指すブルー・ヴィスビー・コンソーシアムに参画

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.10.28 【情報源】企業/2022.10.04 発表

 株式会社商船三井は、デジタル技術活用により船舶の目的地到着時間を最適化するプラットフォーム「Blue Visby Solution」の開発を通じて船舶のCO2排出量削減を目指す、ブルー・ヴィスビー・コンソーシアムに参画した。

 本コンソーシアムは、船舶設計と安全・効率運航に関わるデータソリューションを提供するNAPA社と国際弁護士事務所Stephenson Harwoodを中心に、一般財団法人 日本海事協会、Lloyd’s、丸紅株式会社など産官学・NGO・NPOなど、15を超える団体で構成されている。

 「Blue Visby Solution」では、同じ目的港へ向かう船舶群の到着時間の最適化・分散を目指し、各船舶の性能や目的港の混雑状況・天候などの条件を考慮して、到着予定順を維持したまま各船舶に最適な目標到着時刻を提供する。また、各船舶の最適な航行速度を割り出し効率的な航海を行うことで、CO2排出量の削減を目指す。

 本コンソーシアムでの検証を通じ平均15%のGHG排出削減効果が見込めることが示されており、商船三井のGHG排出削減・効率運航深度化への取組みの有効な手段となることが期待される。

 商船三井グループは、「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」において効率運航深度化を含む5つの戦略を通して、2035年までに輸送におけるGHG排出原単位を約45%削減(2019年比)、および2050年までにグループ全体でのネットゼロ・エミッション達成を中・長期目標として掲げている。
 商船三井は、本コンソーシアムへの参画を通じて、「Blue Visby Solution」の実証・実行を支援し、低・脱炭素社会の実現に貢献していく、としている。
【株式会社商船三井】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース