一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京ガス、洋上風力発電の事業性向上に資する高精度風況予測ツールの開発に着手
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.10.28 【情報源】企業/2022.10.03 発表
東京ガス株式会社は、国立大学法人九州大学およびジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社と、洋上風力発電の風車ウエイク現象を高精度に再現し、設備利用率向上と故障率低減を図り、発電コスト低減に寄与するツールの開発を開始する。東京ガスは、燃焼や温熱環境評価などの都市ガス事業で培った数値流体解析技術を活用して、風車ウエイク現象の更なる解明に取り組むとともに、AIを用いた風車ウエイクモデルの開発を担当。
なお、本開発は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が公募する「研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同(本格型)」に採択されたもので、昨年度に続き2期連続の公募採択となる。
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げ、2030年の国内外での再生可能エネルギー電源取扱量600万kWの獲得を目指している。本開発への参画等を通じ、政府の「グリーン成長戦略」の重点分野の一つに位置付けられた洋上風力発電の最大限導入に貢献することで、「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に貢献していく、としている。
【東京ガス株式会社】