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環境ニュース[国内]

カネカ、「都有施設における再生可能エネルギー見える化モデル事業(建材一体型太陽光発電設備)」に提案が採択

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.10.27 【情報源】企業/2022.09.30 発表

 株式会社カネカと大成建設株式会社は、東京都環境局が実施する「都有施設における再生可能エネルギー見える化モデル事業(建材一体型太陽光発電設備)」の公募型プロポーザルに参加した結果、同社グループ提案が採択された。この提案は、大成建設株式会社と共同開発した建材一体型太陽光発電設備「T-Green(R) Multi Solar」を基盤としている。

 東京都環境基本計画において、東京都は2050年のCO2排出量実質ゼロ達成のために、2030年までに都内温室効果ガス排出量を半減する「カーボンハーフ」の実現を目指すと明記され、再生可能エネルギーの基幹エネルギー化を施策の一つとしている。そのため、本モデル事業は、建材一体型太陽光発電設備等の普及の初期段階にある新たな再生可能エネルギー技術を都有施設に率先的に導入し、その成果を「見える化」することで、民間施設の取組拡大につなげることを目的としている。

 その一方で、都心のビルは屋上面積が狭く、屋上に設置できる太陽光発電パネルの発電量が限られてしまうことや、外壁への設置に伴うデザイン上の制約が普及に向けた課題となっている。このような社会背景から、2019年に同社と大成建設株式会社は、多くの発電ポテンシャルを持つ壁面に設置可能なデザイン性の高い建材一体型太陽光発電パネル「T-Green(R) Multi Solar」を共同開発し、普及拡大に取り組んでいる。両社が培ってきた建材一体型太陽光発電設備に関する知見と実績が、東京都の趣旨に沿うものであると考え、東京都環境局の公募型プロポーザルに応募し、総合的な審査の結果、提案が採択された。

 今後も両社は環境に配慮した社会の実現を目指し、さまざまな用途の建築物への再生可能エネルギー技術の導入について積極的に取り組み、2050年の脱炭素社会の実現に貢献していく、としている。
【株式会社カネカ】

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