一般財団法人環境イノベーション情報機構
キリン、「生物多様性のための30by30アライアンス」自然共生サイトの後期実証事業に「椀子ヴィンヤード」で参加
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2022.10.17 【情報源】企業/2022.09.16 発表
キリンホールディングス株式会社は、環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」の自然共生サイトの後期実証事業にメルシャン株式会社の「椀子ヴィンヤード」で参加する。日本の保護地域における生物多様性の保全状況は、陸域20.5%、海域13.3%にとどまっている。「30by30」は、「2030年までに地球上の陸域及び海域の30%を保全・保護し、生物多様性の保全に貢献」することを目標に掲げた表明となる。同社は、2022年4月8日付で「30by30」に加盟し、その取り組みを支援してきた。
環境省は「30by30」の目標達成に向け、民間や自治体などが所有している生物多様性の高い地域を自然共生サイトとして認定することを検討している。2023年からは、自然共生サイトのうち保護地域を除いた地域がOECMs(Other Effective area-based Conservation Measures)として認定される予定となっている。同社は、自然共生サイトの認定制度を検証するための実証事業(後期)に参加し、環境省の認定制度検証に貢献する。同社は、2014年から農研機構・農業環境変動研究センターの協力を得て行ってきた「椀子ヴィンヤード」の生態調査から得られた知見がOECMsに貢献できる可能性があると考えている。
【キリンホールディングス株式会社】