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環境ニュース[国内]

神戸製鋼、国内初となる廃プラスチックのガス化及びメタノール化実証事業を開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.09.26 【情報源】企業/2022.08.23 発表

 株式会社神戸製鋼所のグループ会社である株式会社神鋼環境ソリューション、大栄環境株式会社とそのグループ会社であるDINS関西株式会社、三菱ガス化学株式会社、三菱化工機株式会社の5社にて提案した「廃プラスチックのガス化及びメタノール化実証事業」が、環境省「令和4年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」に採択されたことを発表。
 世界では海洋プラスチック問題が社会問題化するなど環境保護等の観点から、プラスチックのリサイクル方法確立の必要性が急速に高まっており、同事業はこれまで廃棄されていたプラスチックについて、ケミカルリサイクルによる資源循環システム構築を目指すものとなる。

 メタノールは幅広い用途への展開が可能な基幹化学品であるが、現在は化石資源である天然ガスを原料とし、全量輸入に頼っている。同技術により廃プラスチックを原料として「環境循環型メタノール」を製造すると、例えば廃プラスチック6万tを処理した場合、約4万5千tのメタノールが製造でき、従来のメタノール製法に比べ約10万tのCO2削減が可能となる。

 実証においては、以下を可能とするプロセスを構築することを目標とする。

 1)金属等の異物が混入した性状変動が大きい雑多な廃プラが安定的に処理できること
 2)生成した合成ガスから製造する環境循環型メタノールが市場に受け入れられる価格を実現すること
【株式会社神戸製鋼所】

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