一般財団法人環境イノベーション情報機構
大林組、ハイブリッド木造建築物のデザインイメージやCO2削減量をその場で提示するアプリ「WOODX(TM)」を開発
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.09.22 【情報源】企業/2022.08.23 発表
株式会社大林組は、株式会社GELと共同で、敷地形状に合わせて簡易設計したハイブリッド木造と鉄骨造を比較し、デザインイメージやCO2削減率、コストアップ率をその場で比較できるアプリ「WOODX(ウッドエックス)」を開発した。大林組は、持続可能な社会の実現をめざして、日本初の高層純木造耐火建築物「PortPlus(R)」を建設するなど、木造・木質化建築の設計施工に積極的に取り組んでいる。木造建築へのニーズをさらに高め市場を拡大していくには、建築計画の初期段階において、顧客が木造建築を検討するための建築イメージや諸条件を提案する必要があるが、提案作成やその変更には多面的な検討が必要であることから、多くの人員と時間を要していた。
今般、2社が開発した「WOODX」は、タブレット上で地図から敷地を指定し、外形や階数、木材の構造への適応範囲、内外装のデザインを設定することで、ハイブリッド木造建築物の外観・内観を3Dビューや360度パノラマ画像で表示する。さらに各部材の数量を自動計算し、推定される木材使用量からCO2発生量と固定量を算出することにより、鉄骨造と比較したCO2削減率や概算コストのアップ率をその場で提示する。
【株式会社大林組】