一般財団法人環境イノベーション情報機構
東邦ガス、再生可能エネルギーの普及促進に向け東海3県初の系統用蓄電池を導入
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.09.21 【情報源】企業/2022.08.19 発表
東邦ガス株式会社は、再生可能エネルギーの普及促進に寄与することを目的に系統用蓄電池を導入。東海3県では初の事例。系統用蓄電池は蓄電池を電力系統に直接接続して充放電を行うもの。電力が余った時には充電し、電力が不足した時には放電することで、再生可能エネルギーの出力変動に対する需給を調整し、電力の安定供給への貢献が可能となる。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて導入が進む再生可能エネルギーは、時間帯や天候、季節により発電量が大きく変動し、電力需給に影響を及ぼす可能性があるため、これらの変動に対応できる調整力として系統用蓄電池に対する期待が高まっている。
同社は、保有不動産である津LNGステーション跡地に系統用蓄電池を設置し、自社の調整力として活用するとともに、需給調整市場、日本卸電力取引所、容量市場など各種電力市場での取引を通じ電力の安定供給に貢献する。2025年度の運用開始を目指し、本年8月から設置工事を開始する。
同社は、本取り組みを通じて再生可能エネルギーの普及促進を図り、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献していく、としている。
【東邦ガス株式会社】