一般財団法人環境イノベーション情報機構
商船三井、風を船の推進力に活用し、環境負荷を低減するウインドチャレンジャー搭載船2隻目の建造契約を締結
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.09.16 【情報源】企業/2022.08.10 発表
株式会社商船三井は、グループ会社である商船三井ドライバルク株式会社が運航し、Enviva Inc.社(エンビバ社)向け木質ペレットを輸送するばら積み船に、風力を船の推進力として活用する硬翼帆(こうよくほ)式風力推進装置(ウインドチャレンジャー)を搭載することを決め、大島造船所と同船の建造契約を締結した。同船は2024年の竣工を予定し、ウインドチャレンジャーの搭載は2022年10月に竣工予定のばら積み船に続き、2隻目となる。同船にはウインドチャレンジャーに加え、英国のAnemoi Marine Technologies Ltdが開発する風力を活用した推進補助装置「ローターセイル」を搭載する実現可能性も検討しており、併用した場合には平均約20%のGHG削減効果が見込める。
商船三井グループは「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」に基づき、グループの総力を挙げて「2050年までのネットゼロ・エミッション」の実現に取り組むことを明確にしている。ウインドチャレンジャーやローターセイルのような風を活かした省エネ技術の活用を今後もさらに推し進め、GHG排出削減および低・脱炭素社会の実現に貢献していく。
【株式会社商船三井】