一般財団法人環境イノベーション情報機構
ダイキン、フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2022.09.16 【情報源】企業/2022.08.09 発表
ダイキン工業株式会社は、このたび、エアコンのフィルター掃除や室外機周辺の片付けによる具体的な節電効果を探るため、実際の住宅に設置されているエアコンを使った実験を通じて調査し、結果をまとめた。同社は空気で答えを出す会社として、空気にまつわる課題や悩みごと、素朴な疑問を自ら調査する『ダイキン空気のお悩み調査隊』の活動を2011年より継続している。2022年は電気代の高騰や7年ぶりの節電要請により、節電の重要性が増している。特にエアコンは、夏のピーク時における家庭の電力消費の約6割を占めると言われ、節電を意識した使い方の実践が大切。そこで、エアコンの基本的な節電策ともいえる「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」の節電効果を調査した。
実験はエアコンの使用実態も考慮し、今でも多くの家庭で使われている10年以上前のエアコンと、約3年分のホコリが溜まったフィルターを用いて行った。その結果、「フィルター掃除」をした場合、しなかった場合と比べて約5割(48.9%)のムダな消費電力量を削減できた。また、「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」を実施した場合、しなかった場合と比較して「消費電力量は半減(105.1%のムダな消費電力量を削減)」という結果になった。簡単に取り組める節電策だが、大きな効果が期待できることが裏付けられた。
【ダイキン工業株式会社】