一般財団法人環境イノベーション情報機構
積水化学、バイオマス材料を用いた粘接着剤「SFグリーンメルト(TM)」シリーズを発売
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2022.09.14 【情報源】企業/2022.08.04 発表
積水化学工業株式会社とH.B. Fuller Companyの合弁会社である積水フーラー株式会社は、サステナビリティに貢献する接着剤の新たなブランド「SFグリーンメルト(TM)」(商標出願中)を立ち上げ、2022年9月から製品サンプルを提供、同年10月から発売する。持続可能な社会の実現が世界共通の目標となり、接着剤についても環境への配慮が求められている。そういったニーズに向けた取り組みの第一歩として、石油由来原料と比べて環境負荷が少ない再生可能資源であるバイオマス原料を用いた接着剤の研究開発を進め、今般、実用化した。(CO2削減量:製品1tあたり100〜600kg)
積水フーラー材料選定基準に資する原料探索に時間を要したが、コスト面および物性面で高品質なバイオマス原料の安定調達に目途がついた。また、長年蓄積した積水フーラー材料設計技術により、従来の石油由来原料100%の製品と遜色ない製品を開発することができた。同製品は、外装にあたる段ボールにも古紙100%白系ライナー紙を用いて環境に配慮している。新ブランド「SFグリーンメルト(TM)」の発売を通じて、持続可能な社会の実現に貢献するよう引き続き取り組みを進めていく。
【積水化学工業株式会社】