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環境ニュース[国内]

川崎汽船、ハイブリッドEV曳船の建造を決定

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2022.09.05 【情報源】企業/2022.07.22 発表

 川崎汽船株式会社のグループ会社である株式会社シーゲートコーポレーションは、ハイブリッドEV曳船を建造することを決定した。
 同船は陸上の充電器を使用して充電する大容量のリチウムイオン電池によるモーター駆動方式に加えて、作業中のリチウムイオン電池のバッテリー残量不足を補うため、発電機を搭載したハイブリッドEV方式を採用する。
 ハイブリッドEV曳船は発電機用燃料を段階的に次世代燃料に置き換えていくことで最終的には完全ゼロ・エミッション船とすることが可能となる。
 同船は2025年前半に徳山下松港への配備を予定しており、同地区初の主機関を搭載しない曳船となる。脱炭素社会の実現を目指す徳山下松港において、CO2排出量の少ないハイブリッドEV曳船で、徳山下松港のカーボンニュートラル化に向けた取り組みへ貢献していく。
 同社は、昨年11月に環境に関わる長期指針「“K”LINE 環境ビジョン 2050」の一部を見直し、新たな2050年目標として「GHG(温室効果ガス)排出ネットゼロに挑戦する」ことを定めた。船舶から排出される温室効果ガスが環境に与える影響に対する関心が年々高まっており、『“K”LINE 環境ビジョン 2050』に基づき、エネルギー効率に優れた船を建造・運航することでより環境負荷の少ない海上輸送を推進し、環境保全を図りつつ、経済・社会の持続的な発展に貢献していく。
【川崎汽船株式会社】

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