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環境ニュース[国内]

三菱ケミカル、耐傷つき性に優れた植物由来のバイオエンプラが業界初のバイオマスヘルメットに採用

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2022.08.31 【情報源】企業/2022.07.19 発表

 三菱ケミカルグループのバイオエンプラ「DURABIO(TM)」が、スターライト工業株式会社のバイオマスプラヘルメット「pervio(R)BP」の帽体全体に採用された。本製品は、2022年6月1日より、スターライト工業社から販売される。
 「DURABIO(TM)」は、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンプラで、耐傷つき性や発色が良く光沢のある表面を実現できる等の点で、従来ヘルメットに使用される一般的なエンプラよりも優れた性能を有している。これらの優れた特性が評価され、ヘルメットでは初めて植物由来のプラスチックとして採用に至った。スターライト工業社の販売する「pervio(R)BP」の帽体およびヒサシ部分に採用されており、バイオマスプラマークを取得した初めてのヘルメットとなる。

 「DURABIO(TM)」のように植物由来の原料から作られるバイオマスプラスチックは、枯渇資源である石油の消費量を削減でき、さらに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、地球温暖化の原因とされている温室効果ガスの低減にも貢献できる素材となっている。同社グループでは、カーボンニュートラル実現に向けて、今後も「DURABIO(TM)」の展開に注力していく、としている。
【三菱ケミカルグループ株式会社】

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