一般財団法人環境イノベーション情報機構
沿岸域管理の方向性についての提言まとまる
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2003.03.05 【情報源】国土交通省/2003.03.05 発表
望ましい沿岸域管理のあり方を検討することを目的として設置された国土交通省の「沿岸域総合管理研究会」は平成15年3月5日、13年12月以来の検討結果を提言としてまとめた。「提言」は一般からの意見募集結果により、水質汚濁、船舶からの油流出水質汚濁、干潟減少−−などの沿岸域管理における問題点を抽出。これらの問題の背景にある課題を整理した上で、今後の沿岸域の総合的管理に必要な基本的視点として、(1)地域に関わる多様な関係者のパートナーシップ推進、(2)水質汚濁など、さまざまな要因が関連しあっている問題への広域的・多面的な対策実施、(3)既存の法令の改正や適用範囲の拡大、(4)既存の法令では対応が不可能な問題についての条例の制定、(5)沿岸域に潜在している自然エネルギ−の利用など、多様な活用の促進、(6)関係者間での情報共有−−の6点を明示した。
また、抽出した問題ごとに、解決のための具体的な施策の方向性も示されている。【国土交通省】