一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国産冷凍ほうれんそうの輸入自粛を解除 中国政府の残留農薬検査合格品に限り
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.03.04 【情報源】厚生労働省/2003.02.26 発表
厚生労働省は平成15年2月26日付けで、中国産冷凍ほうれんそうの輸入自粛を一部解除することを決めた。中国で平成14年8月から「輸出入野菜検験検疫管理弁法」が施行され、残留農薬検査・管理強化体制が整備されたことが現地調査で確認されたための措置だ。
なお輸入自粛が解除されるのは中国政府による残留農薬検査の合格証明である「衛生証明書」が添付されている冷凍ほうれんそう。
ただし当分の間は、日本での輸入時検査でもクロルピリホスについての検査命令による検査を継続するほか、1ロットあたりの検体数を通常の8検体から16検体に倍増する扱いを続ける方針。
検査命令の対象になった場合、輸入者は費用を負担して、厚生労働省指定機関で検査を実施しなければならず、検査結果が判明し問題がないことが確認されるまで輸入手続きを進めることができない。【厚生労働省】