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環境ニュース[国内]

佐川急便、第23回物流環境大賞「低炭素物流推進賞」を受賞 フェリーを活用した長距離幹線輸送へ転換、環境負荷低減を図る

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.08.12 【情報源】企業/2022.06.28 発表

 佐川急便株式会社は、東京九州フェリー株式会社とこのほど第23回物流環境大賞(主催:一般社団法人 日本物流団体連合会)の低炭素物流推進賞を共同受賞したことを発表。

 受賞件名
 「横須賀-新門司間高速フェリーに大規模転換 〜大幅なCO2削減・労働環境改善・レジリエンス強化〜」

 受賞概要
 宅配便輸送では、トラック輸送におけるCO2排出量の削減や、長時間運行に起因するドライバーの労働負担の削減が大きな課題となっている。特にトラックによる長距離幹線輸送は、宅配便輸送の行程において最もCO2の排出量が多いことから削減に向けて優先的に取り組むべき課題となっている。
 この課題を解決すべく、両社において、宅配便貨物のリードタイム輸送を考慮した上で、港・航路の選定、ターミナルへの到着時間、入出港・航海時間等の協議を重ね、関東-九州間のトラック長距離幹線輸送の一部を、横須賀-新門司航路の海上輸送に切替えるモーダルシフトを実現した。
 両港を21時間で結ぶ新航路と新造船高速フェリー2隻で、2021年7月より運行するとともに、一部のトラックを積載量が1.5倍のトレーラーに転換し、ドライバーの乗船を不要とすることで、さらなる労働環境の改善と、輸送台数削減によるCO2排出量の削減に取組んだ。
 トラックや鉄道を利用する陸送に加え、フェリーを利用した海上輸送のネットワークを拡充させることで、陸路が寸断されるような大規模災害発生時においても、これまで以上に柔軟に対応できる安定的なサービス供給体制の構築を実現した。
【佐川急便株式会社】

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