一般財団法人環境イノベーション情報機構
中部電力、「令和4年度再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」の実施、産官学が連携し「地域経済循環型の脱炭素モデル」の構築を目指す
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.07.28 【情報源】企業/2022.06.02 発表
中部電力ミライズ株式会社は、経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「令和4年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(再エネ発電等のアグリゲーション技術実証事業のうち再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業)」に申請し、補助金の執行団体である一般社団法人環境共創イニシアチブより交付決定を受けたため、6月2日より、実証事業を開始する。カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーの普及拡大が急務となっている一方で、再エネは天候に左右され発電が安定しないため、電気の「需要」と「供給」のバランスをとる電源(調整力)の確保が課題となっている。その調整役として蓄電池が期待されているが、消費者からは「蓄電池導入に関心はあるが運用方法や経済的メリットがわからない」といった声も多く、導入が進んでいない実態がある。
そこで、同社は、消費者が蓄電池を導入する際のメリットの分析、最適なリソース選定および運用方法の提案をおこなう新会社「株式会社Balance Responsible Party」を設立するとともに、同社などと連携して課題解決に向けた実証事業をおこなうこととし、「調整力の最適運用」と「再エネの地産地消」による「地域経済循環型の脱炭素モデル」の実現を目指す。
【中部電力ミライズ株式会社】