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環境ニュース[海外]

韓国温室効果ガスインベントリ・研究センター、韓国の2021年の温室効果ガス排出量(暫定値)は6億7960万トンと発表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2022.07.20 【情報源】韓国/2022.07.01 発表

 韓国温室効果ガスインベントリ・研究センターは、2021年の同国の温室効果ガス(GHG)排出量(暫定値)は6億7960万トン(前年比3.5%増、過去最高の2018年より6.5%減)と発表した。
 韓国環境部(ME)の分析によると、2021年はCOVID-19パンデミック後の製造業回復と移動需要拡大により世界のGHG排出は増加に転じたが、韓国の増加率は世界平均(5.7%増)を下回る。部門別ではエネルギー部門が全体の86.9%で最も多く(5億9060万トン:前年比3.6%増)、この排出増の要因は生産と燃料消費の増加(特に製造、発電、輸送)にある。発電による排出は産業活動の回復に伴う電力需要拡大で前年より400万トン増加したが、発電量4.5%増に対し、政治的取組(石炭火力発電削減、高効率石炭火力発電設備の稼働等)により排出は1.8%増にとどまった。輸送部門では行動制限緩和による移動需要拡大で160万トン増加。その他、産業部門の排出5100万トン(5.2%増)、農業部門2120万トン(0.9%増)、廃棄物部門1680万トン(1.6%減)等となった。
【韓国環境部】

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