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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、新たなクリーン燃料規則を発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.07.19 【情報源】カナダ/2022.06.29 発表

 カナダ環境・気候変動省は、現行の「再生可能燃料規則」に替わる「クリーン燃料規則(CFR)」を発表した。排出実質ゼロに向けて燃料のライフサイクル全体における排出削減を重視しつつ、強いカナダ経済の構築も支援していく。
 石油・ガス部門はカナダ最大の温室効果ガス排出源であり、2020年には全排出量の27%を占めた。CFRでは、ガソリンとディーゼル燃料の生産者、輸入者は、これまで以上に炭素強度の低減が求められる。完全に実施されると、2030年には最大2660万トン、つまり現在のカナダが2週間で排出するのとほぼ同量のGHGが削減されると見込まれる。同時にCFRは、炭素強度の低い燃料(エタノールなど)の生産・増産やゼロ排出車用充電インフラの展開にインセンティブを付与し、クリーン燃料・技術に関する大きな経済機会を創出するという。クリーン技術産業の拡大ではブリティッシュコロンビア州やアメリカ・カリフォルニア州などが先行しており、カナダ政府も同様のアプローチを採用し、気候変動対策と経済成長や雇用創出の両立をめざすとしている。
【カナダ環境・気候変動省】

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