一般財団法人環境イノベーション情報機構
王子HD、「ネピア 鼻セレプマスク」シリーズにリサイクル可能な紙バッケージ品を追加ラインナップ、透明で中身が見える新包装材「紙エール」を採用
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2022.07.08 【情報源】企業/2022.05.27 発表
王子ネピア株式会社は、兼ねてより販売中の「ネピア鼻セレブマスク」シリーズに、リサイクル可能で環境に配慮した紙製パッケージ品「ネピア鼻セレブマスク紙工ールパッケージ」を追加ラインナップする。 まずは法人向けのノベルティ商品として、5月下旬より取り扱い開始予定。王子グループでは、プラスチック使用量を削減するために紙で、プラスチックの代替をはかる製品開発を進めている。紙自体を透明にすることにより、紙の代替パッケージ開発の可能性は高まると考え、「ネピア鼻セレブマスク」のパッケージ(透明窓付)に、リサイクル可能で中身が見える「紙工ール」を採用した。「紙工ール」はリサイクル可能な紙素材でありながら、中身が見えるように紙自体に一部を透明化した特殊な加工を施しており、株式会社イムラ封筒と王子マテリアで開発した新規包装材となる。
リサイクル可能で且つ中身が見える紙パッケージ「紙工ール」には、水に濡れると 白い花が透明になる「山荷葉」の花をヒントに、王子マテリアが開発した紙「サンカヨウ」を使用している。
「サンカヨウ」は、使用パルプの最適化と抄紙技術の検討で特定樹脂の浸透性 を高め、より効率よく透明化させることが可能。また、リサイクル時の離解性を向上させ、透明化してもリサイクルが可能な新規包装用紙である。
同社では、今後も紙パッケー ジの開発やラインナップ拡充など、環境にやさしい素材を使用した商品づくりを通して、持続可能な社会に貢献できるよう、様々な取り組みを行っていく、としている。
【王子ホールディングス株式会社】