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環境ニュース[国内]

ENEOS、鉄道の脱炭素化に向けたCO2フリー水素利用拡大に関する連携協定の締結、国内初、水素ハイブリッド電車の社会実装に向け共同検討

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2022.07.07 【情報源】企業/2022.05.25 発表

 ENEOS株式会社は、東日本旅客鉄道株式会社と鉄道の脱炭素化に向けたCO2フリー水素利用拡大について、共同検討を行うための連携協定を締結したことを発表。
 両社は、2030年までの社会実装を目指し、国内初となる水素ハイブリッド電車および同車両向け定置式水素ステーションの開発を連携して進めていく。同ステーションは、水素ハイブリッド電車をはじめ、多様なFCモビリティ(燃料電池車・FCバス・FCトラック等)や駅周辺施設へCO2フリー水素を供給する、総合水素ステーションを想定している。
 また、両社は、首都圏を中心とする鉄道への電力供給の脱炭素化についても共同で取り組む。具体的には、京浜臨海部のENEOSの拠点から、JR東日本川崎火力発電所へCO2フリー水素を供給し、同発電所で水素混焼発電を行うことを検討。これにより、2030年代早期における、鉄道への水素混焼発電による電力供給の実現を目指す。
ENEOSは、2040年グループ長期ビジョンにおけるありたい姿の一つとして「低炭素・循環型社会への貢献」を掲げ、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組んでいる。この一環として、水素大量消費社会の到来を見据えたCO2フリー水素サプライチェーンの構築と、幅広い事業分野への水素供給拡大を推進している。
 両社は、鉄道事業、エネルギー事業で培った知見を活かし、製造・輸送・利用全体にわたるCO2フリー水素サプライチェーン構築をけん引することで、脱炭素社会の実現に貢献していく、としている。
【ENEOS株式会社】

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