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環境ニュース[国内]

パナソニック、純水素型燃料電池を活用した実証施設「H2 KIBOU FIELD」稼働、燃料電池、太陽電池、蓄電池の3電池を連携・制御

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2022.06.22 【情報源】企業/2022.04.15 発表

 パナソニック株式会社は、純水素型燃料電池太陽電池を組み合わせた自家発電により、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄う「RE100ソリューション」実証施設「H2 KIBOU FIELD」を2022年4月15日より稼働する。本格的に水素を活用する工場のRE100化は、世界初の試みとなる。

 今回、滋賀県草津拠点に5 kW純水素型燃料電池99台(495 kW)と太陽電池(約570 kW)を組み合わせた自家発電設備、そして余剰電力を蓄えるリチウムイオン蓄電池(約1.1 MWh)を備えた大規模な実証施設を設置した。ここで発電した電力で草津拠点内にある燃料電池工場の製造部門の全使用電力を賄うとともに、3電池連携による最適な電力需給運用に関する技術開発および検証を行う。

 この3電池を組み合わせることで、広大な設置面積が必要となり、かつ天候の影響を受けやすい太陽光発電の特性を補完し、例えば工場の屋上など限られたスペースでの自家発電設備の設置も可能になる。

 本実証を通じて純水素型燃料電池の運用を含めたエネルギーマネジメントに関するノウハウ・データの蓄積と実績構築を図り、自家発電により事業活動に必要な再エネ電力を賄う「RE100ソリューション」の事業化を目指す。

 パナソニックは、カーボンニュートラル社会に向けてグループが掲げる長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」に基づき、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、水素の本格活用という新たな選択肢の提案を行い、脱炭素社会の実現に貢献していく、としている。

 <特長>
 1. 世界初水素を活用した工場の再生可能エネルギー100%化に向けた実証
 2. 3電池連携のエネルギーマネジメントシステムで最適かつ安定した電力供給
 3. 純水素型燃料電池の複数台設置と運転制御による長期運用、無停止メンテンナンス化
【パナソニック株式会社】

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