「事業者による有害大気汚染物質の自主管理促進のための指針」改正案について意見を募集

【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】環境省／2001.03.29 発表

　環境省では、経済産業省と共同で「事業者による有害大気汚染物質の自主管理促進のための指針」の改正案をまとめ、改正案について、広く意見を募集する。
　事業所からの有害大気汚染物質の大気への排出抑制に関しは、平成８年に改正された大気汚染防止法を踏まえて、平成８年９月に「事業者による有害大気汚染物質の自主管理促進のための指針」を、環境庁と通商産業省が協力して作成・通知し、これに基づいて事業者団体が自主管理計画を策定することなどにより、対策が進められてきた。
　平成１２年には、自主管理計画の目標年度である平成１１年度の実績の報告を受けたことを踏まえ、中央環境審議会などでも、自主管理計画や、これに基づく取組に関する評価を行うとともに、今後の有害大気汚染物質対策のあり方について審議が行われ、従来の業界ごとの全国単位の自主管理に加えて、ベンゼンについて高濃度地域における地域単位の自主管理を新たに実施することなどを盛り込んだ第六次答申「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について」がまとめられ、平成１２年１２月に環境庁長官に答申されている。
　今回の改正案はこの答申などに沿って、有害大気汚染物質の排出抑制に関する新たな取り組みの具体化を検討したもの。
　なお、意見送付方法はファクシミリ、郵送、電子メール。意見募集締め切りは平成１３年３月３０日から４月１９日（必着）。【環境省】