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環境ニュース[国内]

企業の緑化活動自己チェックシートを作成 外部機関による総合評価も可能

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2003.02.24 【情報源】国土交通省/2003.02.21 発表

 国土交通省は企業所有地内の緑地・緑化活動の内容を環境保全面から評価するための自己チェックシートを作成し、平成15年2月21日に公表した。
 戦後の急速な都市化に伴う都市部での緑の大幅な減少は、ヒートアイランド現象の顕在化、景観破壊をもたらしているほか、地球温暖化対策や生物多様性保全対策の観点からも緑地の保全・創出は重要な課題になっている。
 今回作成された自己チェックシートは、緑地の公益機能を発揮するために必要な8つの原則と原則に基づいた評価をするための規準をあらかじめ整理し、これらに基づき具体的なチェック項目を設定している。
 多様な企業緑地に適応できるよう、対象となる緑地の性格別に庭園用と野山用の2タイプのチェックシートを用意しており、庭園用は、ビルの外構や工場の玄関周りの緑化など、修景や利用を重視した緑地を評価する際に適し、野山用は工場建設時に保存した雑木林、バードサンクチュアリー、水辺のビオトープなど、自然環境の保全・復元を重視した緑地を評価するときに適している。
 設定されたそれぞれの質問について、○×式で記入することでチェックが可能で、全チェック項目に答えることで緑地の管理状況、緑地機能の状況などの自己把握ができるが、チェックを終えたシートを財団法人都市緑化基金内に設置されている緑地評価システム研究会に送ると、事務局から点数換算された総合評価結果も送付してもらえることになっている。
 同省ではこの自己チェックシートを使った企業の緑地の保全・創出活動の取り組みが進むことを期待している。【国土交通省】

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