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環境ニュース[国内]

住友化学、プラスチック製品の水平リサイクル実現に向け新しいポリエチレン製品「スミクル(R)」を開発

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.06.08 【情報源】企業/2022.03.31 発表

 住友化学は、このほど容器包装向けの高剛性ポリエチレン(PE)「スミクル(R)」を開発した。プラスチック容器包装の基材層に適用することで、原料をPEに統一することが可能となり、使用済みのプラスチック製品を同様の用途へと再資源化する水平リサイクルの実現に貢献する。既にサンプル提供を開始しており、2022年度の早期に事業化を目指す。

 「スミクル(R)」は、特殊配合技術により、高い剛性を実現したPEである。従来、ナイロンやPETが使われていたプラスチック容器包装の基材層に適用し、PEのシーラント層と組み合わせることで、単一のプラスチック原料からなる容器包装を作ることができる。これにより、使用済みプラスチック容器包装マテリアルリサイクルにおいて水平リサイクルが実現可能となり、化石資源使用量および廃プラスチックの焼却に伴う温室効果ガス排出量の削減に貢献する。また、容器包装の分別・回収スキームを含めたリサイクル体制の構築を進めるとともに、再生プラスチックを独自ブランド「Meguri(R)」として販売する検討も進める。

 住友化学は、引き続き、リサイクル性を高めたプラスチック原料の開発に取り組むことで、プラスチックの再資源化において適用できる用途の幅を広げ、限りある資源のより有効・有用な循環を目指していく、としている。
【住友化学株式会社】

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