一般財団法人環境イノベーション情報機構
島津製作所、京都府の「サプライチェーンCO2排出削減事業」の実証取組が完了、省エネ効果の算定手法が確立
【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2022.05.18 【情報源】企業/2022.03.25 発表
島津製作所は、京都府が実施する「サプライチェーンCO2排出削減事業」の実証取組に、昨年、同社の協力企業である(株)朝日製作所、(株)佐藤製作所、清水長金属工業(株)、日本電気化学(株)と共に選定され、その後、サンコーエンジニアリングプラスチック(株)も加わり活動を推進した。今回の取組の成果として省エネ効果の算定手法が確立されたことを発表。また、その調査の過程で各社の省エネ診断を実施した。同社では診断結果に基づくサプライチェーンのCO2削減サポートを進めていく。
脱炭素社会の実現に向け、上場企業がサプライヤーと連携して温室効果ガスの排出量削減に取り組むことへの期待が高まっている。サプライチェーンでのCO2排出量の算定等については、国のガイドラインに基づく排出原単位による簡易的な算定では、省エネ努力が反映されない等の課題があり、実測による算定はコスト面が課題となっている。この取組では、このような背景を踏まえ、省エネ努力が反映され、実測よりも簡易かつ低コストで算定する手法が確立された。
【株式会社島津製作所】