一般財団法人環境イノベーション情報機構
花王、京都大学との「使用済み紙おむつの炭素化リサイクルシステム」実証実験の進捗を報告
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.04.21 【情報源】企業/2022.02.24 発表
花王株式会社は、国立大学法人京都大学と共に、2021年1月から、愛媛県西条市の協力のもと「使用済み紙おむつの炭素化リサイクルシステム」の確立に向けた実証実験を進めており、2023年までに炭素素材への変換技術を確立し、2025年以降の社会実装を予定しており、現在の進捗を報告。目的
●使用済み紙おむつの、「炭素化装置」の開発
・少ないエネルギーインプット(低温反応)で、効率的に炭素化
・炭素化に伴い体積が減り、殺菌・消臭されるため衛生面の問題も解決
・体積が減るため、回収頻度を減らすことが可能
●炭素化した使用済み紙おむつの、炭素素材への変換
の2点を実現し、CO2排出量削減による環境負荷低減への貢献をめざしています。
使用済み紙おむつが燃やされる際にはCO2が発生するが、炭素化の場合は炭化物に炭素が固定化されるため、発生するCO2を削減することができ、環境負荷低減につながる。
目標
2023年まで 炭素素材への変換技術の確立
2025年以降 リサイクルシステムの社会実装(『炭素化装置』の設置拠点・回収方法などインフラの検討)
【花王株式会社】