一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)佐賀県唐津市沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境行政 環境アセスメント】 【掲載日】2022.04.05 【情報源】環境省/2022.04.04 発表
環境省は、「(仮称)佐賀県唐津市沖洋上風力発電事業計画段階環境配慮書」(株式会社レノバ)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、佐賀県唐津市の沖合において、最大で出力400,000kW程度(単機出力9,500kW〜15,000kW級×最大42基、最小27基)の風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、
(1)住居等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備を住居等から離隔を取ること等により、風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、
(2)専門家等からの助言を踏まえた鳥類に対する適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、
(3)現地調査により眺望の特性、利用状況等を把握した上で、フォトモンタージュ等を作成して客観的な予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、主要な眺望点から最大限離隔距離を取る等の措置を講ずること。また、重要な眺望景観について、当該自然公園の管理者、地方公共団体その他の関係機関、地域住民等の意見を踏まえること
等を求めている。
【環境省】