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環境ニュース[海外]

ドイツ 2021年の温室効果ガス排出量は前年比で4.5%増加

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.03.25 【情報源】ドイツ/2022.03.15 発表

 ドイツ連邦経済気候保護省(BMWI)は、2021年の温室効果ガス排出量が前年比で4.5%増となる速報値を公表した。これは、連邦環境庁(UBA)が連邦気候保護法並びにEU再生可能エネルギー指令に基づき発表した数値であり、前年に大幅に減少した温室効果ガス排出量が再び増加傾向にあることを示すもの。特にエネルギー部門での増加が著しく、電力需要の増加、再生可能エネルギーによる発電量の減少、ガス価格の上昇により発電に使用する石炭の量の増加などが原因として挙げられている。運輸部門と建築部門では、連邦気候保護法で定められた年間排出量の上限を上回っている。グライヘン気候保護担当事務次官は、「連邦政府は今後、緊急の気候変動対策を早急に講じる。2030年までに発電量に占める再生可能エネルギーの割合を80%にするために、これまでの3倍の発電設備容量の導入を目指す。また、ロシアによるウクライナ侵略戦争は、安全保障とエネルギー供給がいかに密接に結びついているかを明らかにした。だからこそ、風力発電太陽光発電の普及を阻むあらゆる障害を今すぐ取り除いていく」と述べた。
【ドイツ連邦経済気候保護省】

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