一般財団法人環境イノベーション情報機構
柏崎刈羽原発第6号機で原子炉格納容器漏えい率検査実施へ
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.02.17 【情報源】原子力安全・保安院/2003.02.17 発表
平成15年2月14日に、柏崎刈羽原子力発電所第6号機の原子炉格納容器漏えい率検査計画が東京電力(株)から原子力安全・保安院に提出されたことを受け、同院では準備作業が開始される2月19日から検査終了時まで、漏えい率検査への立入検査を行うことにした。今回の原子炉格納容器の漏えい率検査は東電・福島第1原発1号機で平成3、4年に行った格納容器検査について悪質な不正が行われていたことが判明したことへの対応措置の一環。
福島第1原発1号機については14年11月29日から15年11月28日まで1年間原子炉運転停止処分が行われているが、福島第1原発1号機以外の東電の16基の原発についても、念のため、原子炉格納容器の漏えい率検査が実施されることになっている。
なお現在柏崎刈羽原発6号機では、シュラウド(炉心の外側にある円筒形のステンレス製構造物)の点検が実施されており、実際の格納容器漏えい率の測定は、シュラウドの点検が完了次第実施される見込み。【原子力安全・保安院】