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環境ニュース[国内]

平成13年度の「化学物質環境汚染実態調査」の結果を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.02.07 【情報源】環境省/2003.02.06 発表

環境省は、平成15年1月21日開催の中央環境審議会・化学物質評価専門委員会(鈴木継美委員長、東京大学名誉教授)での審議を経て、平成13年度の「化学物質環境汚染実態調査」の結果をとりまとめた。
 この調査は、(1)水系・大気系の一般環境、底質、生物への化学物質残留性などを調査した「化学物質環境安全性総点検調査」、(2)化学物質審査規制法化審法)の指定化学物質や第二種特定化学物質について、環境残留性や人への暴露状況を調査した「指定化学物質等検討調査」、(3)生物、水質、底質トリブチルスズ化合物トリフェニルスズ化合物の汚染状況を調べた「有機スズ化合物に関する環境調査」、(4)PCBの環境汚染状況を調べた「非意図的生成化学物質汚染実態追跡調査」−−の4種類の調査から構成されている。
 このうち、化学物質環境安全性総点検調査では、水系環境中では12物質、大気系環境中では13物質、底質中では化審法の第一種特定化学物質を中心にした20物質、生物についても化審法の第一種特定化学物質を中心にした18物質について調査を実施。
 水系環境中では、12物質のうち7物質を、大気系環境中では、13物質中11物質が検出されたほか、底質からは20物質すべてが、生物のうち魚類からは18物質すべてが、貝類からは15物質、鳥類からは12物質が検出されていた。
 なお、環境省は調査結果の詳細を平成14年度版「化学物質と環境」(通称「黒本」)としてまとめ、別途公表する予定。


注・化学物質環境安全性総点検調査の大気系・水系の調査対象は毎年変更されており、これまでに計797物質(群)が調査されている。【環境省】

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