一般財団法人環境イノベーション情報機構
トクヤマとパナソニック、副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証を開始
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2021.10.05 【情報源】企業/2021.09.14 発表
株式会社トクヤマとパナソニック株式会社は、トクヤマの徳山製造所(山口県周南市)で発生する副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証を開始した。実証期間は、2023年3月までを予定している。世界的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速する中、次世代エネルギーの1つとして水素への関心が高まっている。苛性ソーダの製造工程で副次的に発生する副生水素の有効活用は、地球温暖化防止やエネルギーセキュリティの観点のみならず、化学産業にとっても社会貢献へ活用できるものであり、大きな意義がある取り組みになる。
このほど、徳山製造所内に設置した実証機は、パナソニックが開発する6台の純水素型燃料電池を1つのユニットに収めたシステム構成になっている。水素の供給配管や熱配管、電力出力ラインなどを集約してユニットに接続し、6台の純水素型燃料電池を1つのシステムとして稼働させる連携制御を実現した。なお、純水素型燃料電池の6台連携制御の実証は、国内で初めて。
【株式会社トクヤマ】