一般財団法人環境イノベーション情報機構
花王、「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」を策定、取引先に対し第三者監査を実施
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2021.09.16 【情報源】企業/2021.08.24 発表
花王株式会社は、ウェブサイトで「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」を公開した。取引先と共に、サプライチェーン全体のトレーサビリティ確保や、資源保護・環境保全や安全、人権などの社会的課題の解決に貢献していく。その一環として、サプライチェーンが抱える社会課題上のリスクの特定や、取引先への第三者監査等を実施する。花王は「責任ある原材料調達」の実現に向けて、取引先に法令遵守に加え、「社会的責任」と「環境」への配慮を求めており、遵守する取引先から優先して調達している。社会的課題解決のさらなる推進に向けて新たに策定した「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」では、既存の「調達先ガイドライン」の周知を図り、第三者監査を含めて遵守状況を確認するとしている。違反がある場合には、改善指導や取引の中止など、適切に対応していく。また、花王が調達する原材料の中から、人権・環境の課題が大きなサプライチェーンを「ハイリスクサプライチェーン」として特定し、現場での対話を通じてリスクを把握し、課題の本質を見極め、取引先やNGOと解決に向けて取り組み、進捗を公表する。
花王は、経営にESGの視点を導入することで、事業の拡大と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざし、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでいく、としている。
【花王株式会社】