一般財団法人環境イノベーション情報機構
全国152地点の港湾底質のダイオキシン類濃度、環境基準超過は確認されず
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2003.01.30 【情報源】国土交通省/2003.01.29 発表
国土交通省港湾局は平成15年1月29日付けで、港湾底質のダイオキシン類濃度の全国規模の実態調査結果をまとめ、公表した。調査は49港湾、4開発保全航路の152地点で実施。これらの地点の底質のダイオキシン類濃度の範囲は0.032〜55pg−TEQ/gで、底質環境基準150pg−TEQ/gを超えた地点はなかった。
水底底質のダイオキシン類については、環境基準が平成14年7月に制定され、環境基準を上回るケースについては浚渫などの対策を実施する必要がある。自治体から環境大臣に報告された、平成13年度の大気、水質・土壌のダイオキシン類による汚染状況常時監視結果では、公共用水域底質の調査地点1,813地点のうち、環境基準を上回った地点が14地点確認されている。【国土交通省】