一般財団法人環境イノベーション情報機構
大林組、地熱発電およびグリーン水素製造の実証プラントが完成、地産地消に向けて出荷を開始
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2021.08.12 【情報源】企業/2021.07.18 発表
株式会社大林組は、大分県玖珠郡九重町において、地熱発電およびその発電電力を利用してグリーン水素を製造する実証プラントを建設し、出荷を開始した。地熱発電電力を活用したグリーン水素を、複数の需要先へ供給するまでの一連のプロセスを実証する日本初の試みとなる。2050年のカーボンニュートラルによる脱炭素社会を実現するにあたり、利用段階でCO2が排出されない水素は次世代エネルギーとして期待されている。特にグリーン水素は製造過程でも炭素を発生させず、再生可能エネルギーへの転換を加速させる相乗効果も見込まれている。
このほど、大分地熱開発株式会社の協力を得て、地熱発電とその発電電力を利用してグリーン水素を製造する実証プラントが竣工し、開所式を執り行うとともにヤンマーパワーテクノロジー株式会社が実施する船舶用燃料電池システムの実証試験用燃料として出荷した。
大林組は、再生可能エネルギーによるグリーン水素の製造、輸送、貯蔵および供給のサプライチェーン全体で取り組むことにより、脱炭素社会の実現に貢献していく、としている。
【株式会社大林組】