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環境ニュース[国内]

もんじゅの原子炉設置許可は無効 名古屋高裁金沢支部が住民側の主張認める判決

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.01.28 【情報源】原子力安全・保安院/2003.01.27 発表

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市、出力:約28万キロワット)の原子炉設置許可処分を巡り、地元住民が国に対し無効確認を請求した控訴審で、名古屋高等裁判所金沢支部は平成15年1月27日、もんじゅの設置許可は重大な違法であるとの住民側の主張を認める判決を言い渡した。
 判決は許可時の安全審査の不備を指摘。平成12年3月に福井地方裁判所で言い渡された、住民側の請求を棄却した判決を覆した。
 もんじゅは昭和58年5月に設置許可が行われ、平成6年4月初臨界、平成7年8月から送電を開始したが、同年12月に発生した2次系ナトリウム漏えい事故以降運転を停止中。平成13年6月に原子力安全・保安院に再開にむけた設置変更許可申請があり、平成14年12月変更が許可されている。
 なおこの判決を受けて原子力安全・保安院長は「国の主張が認められず、遺憾。判決内容を詳細に検討した上で関係省庁と協議し、上告を検討したい」との談話を発表した。【原子力安全・保安院】

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