一般財団法人環境イノベーション情報機構
商船三井、船舶によるCO2大量輸送に向け、大型液化CO2輸送船の研究開発を開始
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2021.07.15 【情報源】企業/2021.06.22 発表
株式会社商船三井は、日本CCS調査株式会社が国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託される事業の一部、大型液化CO2輸送船の社会実装に関する研究開発について受託する事となった。この研究開発により、大型液化CO2船の基本的な設計を完了させる予定。NEDOは2030年頃のCO2回収・有効利用・貯留(CCUS:Carbon Capture, Utilization and Storage)技術の社会実装を視野に、工場や火力発電所から排出されたCO2を活用地や貯留地まで低コストで大量・安全に輸送するための研究開発及び実証事業に着手すべく、2021年3月31日「CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCUS大規模実証試験/CO2輸送に関する実証試験」の公募を開始。JCCS、一般財団法人エンジニアリング協会、伊藤忠商事株式会社、および日本製鉄株式会社が共同で応募し、採択された。商船三井はこの実証プロジェクトへの参画を通じ、低・脱炭素社会実現へ貢献する。
【株式会社商船三井】