一般財団法人環境イノベーション情報機構
日野自動車、福島県での水素を活用した新たな未来のまちづくりに向けた検討を開始
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2021.06.29 【情報源】企業/2021.06.04 発表
日野自動車は、カーボンニュートラルの実現を目指し、福島県およびトヨタ自動車より本日発表された以下の取組みに参画する。いすゞ自動車とトヨタ自動車との協業プロジェクト「Commercial Japan Partnership」において「福島発」の新たな未来のまちづくりに貢献すべく、取り組んでいく。福島県とトヨタ自動車株式会社は、様々なパートナーとともに、「福島発」の水素・技術を活用した新たな未来のまちづくりに向けた社会実装の検討を開始した。
福島県では、「水素」という新たなエネルギーに着目し、福島復興をさらに推し進めるため、未来の水素社会を先取りするモデル構築にチャレンジしている。カーボンニュートラルを目指すいすゞ、日野、トヨタも3社協業の取り組みの中で「福島発」の新たな未来のまちづくりに貢献したいと考え、街の生活インフラ/災害時の避難拠点であるスーパーマーケット・コンビニエンスストアでの配送等において、日本に多く存在する30万人の都市での水素のある暮らしの実装モデルを創り、全国の同様の都市に展開することにチャレンジしていく。具体的には、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で造られた水素も活用し、配送用として複数台の燃料電池(FC)トラックを導入するとともに、コネクティッド技術による運行管理や水素充填タイミングの最適化等、各地域の実情に応じたエネルギーマネジメントを実践する。
2050年カーボンニュートラルを背景に、次世代に引き継ぐ持続可能な社会の構築に向けた具体的な取り組みが一層必要とされている。福島県とトヨタはパートナーとその思いを共有し、連携の輪を広げながら、福島県の多様な地域特性を活かしつつ、世界に先駆けた水素社会の実現、カーボンニュートラルの実現に向けたチャレンジを着実に進めていく、としている。
【日野自動車株式会社】