一般財団法人環境イノベーション情報機構
トヨタ、福島県での水素を活用した新たな未来のまちづくりに向けた検討を開始
【環境行政 まちづくり】 【掲載日】2021.06.17 【情報源】企業/2021.06.04 発表
福島県とトヨタ自動車株式会社は、様々なパートナーとともに、「福島発」の水素・技術を活用した新たな未来のまちづくりに向けた社会実装の検討を開始した。福島県では、「水素」という新たなエネルギーに着目し、福島復興をさらに推し進めるため、未来の水素社会を先取りするモデル構築にチャレンジしている。
カーボンニュートラルを目指すいすゞ、日野、トヨタも3社協業の取り組みの中で「福島発」の新たな未来のまちづくりに貢献したいと考え、街の生活インフラ/災害時の避難拠点であるスーパーマーケット・コンビニエンスストアでの配送等において、日本に多く存在する30万人の都市での水素のある暮らしの実装モデルを創り、全国の同様の都市に展開することにチャレンジ。具体的には、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で造られた水素も活用し、配送用として複数台の燃料電池(FC)トラックを導入するとともに、コネクティッド技術による運行管理や水素充填タイミングの最適化等、各地域の実情に応じたエネルギーマネジメントを実践する。
このほかFH2Rが立地する浪江町をはじめ県内各地域のニーズや困りごとへの対応として、FCのキッチンカーやドクターカー等の運用、福島県内の店舗や工場等で水素を活用することによるサプライチェーン全体での低炭素化にも取り組む。
福島県とトヨタはパートナーとその思いを共有し、連携の輪を広げながら、福島県の多様な地域特性を活かしつつ、世界に先駆けた水素社会の実現、カーボンニュートラルの実現に向けたチャレンジを着実に進めていく、としている。
【トヨタ自動車株式会社】