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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、韓国のクリーンエネルギー移行の取組を分析

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2020.12.16 【情報源】国際機関/2020.11.26 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、韓国のエネルギー政策を分析した報告書を公表した。それによると、韓国は発電に占める再生可能エネルギー比率の引き上げ(2030年までに20%、2040年までに30〜35%)や石炭火力発電の段階的な廃止、省エネの推進及び水素産業の促進を目指しており、クリーンエネルギーへの移行やエネルギー安全保障の強化に向けた取組を進めている。同国は先頃、化石燃料やエネルギー輸入への高依存から脱却し2050年までに炭素中立を実現するという目標を設定した。また2020年7月には、脱炭素化や省エネ等を柱としてデジタル化のメリットを生かした経済発展とエネルギー転換を目指す「グリーンニューディール」も公表しており、IEAはクリーンエネルギーへの移行を加速するための重要な一歩だと評価している。目標達成に向けた課題についてIEAは、最終エネルギー消費量の半分以上を占める産業部門やエネルギー消費量及びGHG排出量が2番目に多い運輸部門のGHG削減にも注力すべきことや規制及び制度面の課題に対処し、エネルギー市場に柔軟性を持たせること等を挙げている。
国際エネルギー機関

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