グリーン購入法の特定調達品目追加案への意見募集を開始　燃料電池車などが追加へ

【ごみ･リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2003.01.07 【情報源】環境省／2003.01.07 発表

　環境省は、グリーン購入法で重点的に調達を推進すべきとされている品目（特定調達品目）の追加案について、平成１５年１月２４日まで意見を募集することにした。
　グリーン購入法の特定調達品目やその判断基準を定めた基本方針は、物品の開発・普及の状況や科学的知見の充実に応じて適宜見直しを行っていくことになっている。１３年２月に最初の品目・方針についての閣議決定がされた後、同８月１日から約２か月間にわたって実施した特定調達品目についての提案募集では、期間中約９００件もの提案が寄せられ、これらの提案をもとに１４年２月には約５０品目が特定調達品目に追加指定されている。
　１４年度も７月はじめから約１か月にわたって提案募集を実施。今回の追加案作成にあたっては、期間中に寄せられた約３００件の提案に１３年度からの継続検討提案約６００件を加え、計９００件の提案を対象に検討を行い、最終的に（１）文具類６品目（窓付き封筒など）、（２）ＯＡ機器１品目（シュレッダー）、（３）エアコンディショナー１品目（ガスヒートポンプ式冷暖房機）、（４）自動車１品目（燃料電池車）、（５）その他繊維製品３品目（集会用テントなど）、（６）公共工事（土工用水砕スラグなどの資材５品目、建設汚泥再生処理工法など工法５品目、屋上緑化など目的物３品目）の追加指定や、（一）コピー機の基準エネルギー消費効率の一部変更、（二）制服・作業服の配慮事項への「未利用繊維の使用」の追加、（三）カーテン、カーペットの配慮事項への「未利用繊維の使用」の追加、（四）食堂の配慮事項への「生分解性生ゴミ処理袋などのコンポスト処理」の追加−−などの内容が案に盛りこまれた。【環境省】