１３年度公共用水域の水質測定結果　湖沼の環境基準達成率、依然低調

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2002.12.25 【情報源】環境省／2002.12.25 発表

　環境省は平成１４年１２月２５日付けで、平成１３年度に国と地方公共団体が実施した全国の公共用水域の水質測定結果をとりまとめた。
　今回の調査では健康項目について５，６８６地点２８５，３９２検体、生活環境項目では３，５１５水域の８，６１３地点、４２７，８５４検について調査を実施。
　このうち、健康項目２６項目の環境基準達成率は１２年度と同程度の９９．４％となり、生活環境項目の環境基準の達成率は、有機汚濁の代表的な水質指標であるＢＯＤ（河川）・ＣＯＤ（湖沼および海域）項目で見た場合、河川で８１.５％、海域で７９.３％、湖沼で４５.８％、全体で７９.５％に達したが、湖沼の達成率に見られるように閉鎖性水域での環境基準達成率は依然として低い状況。
　なお全窒素と全燐の両項目で環境基準を達成していた湖沼・海域の割合も湖沼３６.７％、海域８２.１％となっており、こちらも湖沼の達成率が依然として低い。【環境省】