一般財団法人環境イノベーション情報機構
嘉屋興業の下水汚泥肥料から含有許容最大量を超える鉛を検出
【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2002.12.25 【情報源】農林水産省/2002.12.24 発表
平成14年12月19日、北海道の嘉屋興業(株)が販売している下水汚泥肥料から、肥料取締法の下水汚泥肥料の含有許容最大量100ppmを大幅に超える401ppmもの鉛が含まれていたことが独立行政法人肥飼料検査所の検査で判明した。この下水汚泥肥料は肥飼料検査所が嘉屋興業に対して行った立入検査の際に持ち帰っていたもの。
なお肥飼料検査所は検査の結果を踏まえ、嘉屋興業に対し12月20日付けで、汚泥肥料の出荷停止と出荷された肥料の回収を要請。嘉屋興業は要請に従い、ただちに肥料の出荷停止を行った。
なお以前に出荷された分については、すでに芝用の床材として利用されているが、農林水産省では、「食用の農作物に利用されていないので人の健康を害するおそれは考えられない」とコメントしている。【農林水産省】