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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、2018年はEU全体として4つの主要大気汚染物質の排出上限目標を達成と報告

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2020.07.21 【情報源】EU/2020.06.30 発表

 欧州環境庁(EEA)は、国別排出上限指令(NEC指令)の下、2010年から設定されていた窒素酸化物(NOx)、非メタン揮発性有機化合物(NMVOC)、二酸化硫黄(SO2)、アンモニア(NH3)の4つの大気汚染物質排出基準についてイギリスを含むEU加盟28ヶ国(当時)の遵守状況を公表し、2018年は全ての汚染物質に関してEU全体として排出上限値を遵守したことを報告した。ただ、国別排出上限値を超えた国は、NH3排出量については5ヶ国、NMVOC排出量については1ヶ国あったという。さらに同庁は、微小粒子状物質(PM2.5)が対象に加わった2020年以降の排出削減目標の観点からも評価を行い、2020年の目標を達成するには大多数の国で一層の排出削減策が必要だと指摘した。また、2030年の目標を達成するには、例えばNOxは全加盟国で、NH3は25ヶ国で2018年の水準よりも排出量を削減する必要があるほか、PM2.5排出量を2018年比で30%以上削減する必要のある国が半数に上るという。
【欧州環境庁】

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