一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成13年度の悪臭苦情件数 過去最高の23,776件に
【大気環境 悪臭】 【掲載日】2002.12.24 【情報源】環境省/2002.12.24 発表
環境省は、全国の地方公共団体の報告に基づき、平成13年度の悪臭苦情、悪臭規制の状況をとりまとめた。平成13年度の悪臭苦情件数は過去最高の23,776件。12年度と比べ12.1%、2,571件も増加した。
なお増加しているのは野外焼却や個人の住宅から発生する悪臭に関しての苦情。特に野外焼却に関わる悪臭苦情は12年度の7,086件から更に2,008件増加し9,094件に。「個人住宅・アパート・寮」に対する苦情も12年度の2,263件から504件増加し2,767件となっていた。
また都道府県別に見ると、ワースト5である愛知県、東京都、埼玉県、福岡県、神奈川県だけで総苦情件数の37.0%を占め、都市部での苦情の多さが目立つ結果となっている。
一方、悪臭防止法の規制地域を有する市区町村は、平成13年度末現在で、全国の市区町村の約55.2%にあたる1,792市区町村となっており、13年度にはこれらの規制地域内で立入検査が6,844件、報告の徴収が772件、法に基づく改善勧告が7件、行政指導が11,367件、測定が163件行われた。なお測定の結果、規制基準を超えていたものは44件だった。【環境省】