一般財団法人環境イノベーション情報機構
神奈川県、プラごみ、ドローンで把握 効果的な回収方法など検証
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2020.03.19 【情報源】地方自治体/2019.12.24 発表
神奈川県は、県内河川のプラスチックごみの状況を、ドローン(小型無人機)を利用して把握する取り組みを始めた。これをもとに、プラごみが海に流出する前に効率的に回収する手法を検討し、環境保全につなげたい考えだ。2019年度は、厚木市内の相模川と愛川町内の中津川などで実施する。20年度以降は、県内の他の河川でも実施する予定。
ドローンは2台導入する。操縦訓練を受けた県資源循環推進課の非常勤職員が週1回程度のペースで飛ばし、河川を上空から撮影。プラごみがどの箇所に集積、散乱しやすいかを把握し、効果的な回収方法などを検証する。
ドローンでプラごみを見つけたら、少量の場合は職員がその場で回収。大量もしくは広範囲に及ぶ場合は、市町村やボランティア団体などと連携し、清掃活動の際に回収する。
県は従来、車で河川を回り、プラごみの状況を把握していた。ドローンを使うことで、中州や河川敷のやぶの中、道路に面していない場所などの状況も把握しやすくなるという。車による巡回は今後も続ける。