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環境ニュース[海外]

フィンランド環境研究所、循環型経済に移行するための政策提言を公表

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2019.10.17 【情報源】フィンランド/2019.09.30 発表

 フィンランド環境研究所(SYKE)は、循環型経済に移行するために必要な政策提言を公表し、原料使用削減のため意欲的数値目標と経済・法律面での改革が必要だとした。フィンランドの2015年の原料消費量は国民一人当たり29トンで、持続可能な水準とされる3〜8トンを大きく上回っている。SYKEは、建設、加工、食料チェーンなど天然資源を大量に消費する産業部門や、電子機器、電池産業など希少な原料を使用する産業部門など、主要産業における総合的行動計画を策定する必要があるとする。消費者製品や電子機器の保証期間を延ばす法令も考えられる。また、原料の流れと貯蔵、循環型経済生態学的・社会経済的影響、自然資源の使用を減らす製品・サービス計画に関する調査も求められている。フィンランドは2016年に循環型経済ロードマップを世界で初めて公表した国として、またEU理事会現議長国として、循環型経済の促進に取り組んでいる。政策提言は、2019年9月30日〜10月1日にヘルシンキで開催される持続可能な循環型経済に関する欧州会議で配布される。【フィンランド環境研究所】

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